碧南のお土産ならここ!金原酒店の品揃えは多彩で豊富!日本の様々な種類のお酒や白醤油・みりんなど地元ならではの特産品、バラエティ豊かなおつまみやスナック、ユニークな金原酒店オリジナルグッズなど、多彩な品揃えが自慢です。
2025.05.09これまでの記事(碧南のモデルコース)では、白醤油やみりんといった高品質な特産品で知られる生産地として、碧南市をご紹介してきました。こうした素晴らしい生産者のおかげで、碧南市は食にこだわる方や愛知県の名物料理を体験したい方にとって、ぜひ訪れるべき魅力的な場所となっています。

今回は、地元の人や旅行者同士が交流できる貴重な機会を提供している碧南のユニークな酒屋、金原酒店に注目したいと思います。
金原酒店は、日本全国の代表的なお酒について学べる酒屋であると同時に、愛知県の特産品が集まる場所でもあります。おいしい食べ物のお土産から、センスの良い実用的なアイテムまで、旅の思い出にぴったりの品々が揃っています
金原酒店:地元の人々や観光客が集う場所

金原酒店は、1923年に碧南で酒屋として創業しました。現在の店主である金原弘晃さんは、4代目になります。
時代とともに、店の商品はお酒だけでなく、碧南の特産品へと広がっていきました。みりんや白醤油、お酒に合うおつまみ、プレミアムなお土産品など、贈り物にもぴったりな商品がそろっています。

金原酒店の魅力のひとつは、店内にある「角打ち」と呼ばれるお酒を楽しむコーナーです。地元の人も観光客も、気軽に立ち寄ってお酒を楽しめるスペースになっています。さらに、毎年冬季に開催される「カキ祭り」などのイベントも人気で、多くの常連客やファンが集まります。
こうしたイベントや、まるで道の駅のようなオープンで親しみやすい雰囲気のおかげで、金原酒店はたくさんの人々が集い、語らいながらお酒を楽しむにぎやかな場所となっています。碧南の魅力がギュッと詰まったスポットとして、観光客にも人気のあるお店です。
日本の角打ち文化を推進 - 酒屋で気軽にお酒を楽しむ

金原酒店が人気を集めている大きな理由のひとつが、気前のいい角打ちサービスです。購入する前にさまざまなお酒を試せるので、訪れた方は、みな、納得をして買うことができます。「角打ちコーナー」では、有料で店内のお酒を試飲できるため、自分に合ったお酒をじっくり選ぶことができます。

「角打ち(かくうち)」という言葉には歴史的な背景があり、本来は酒屋で買ったお酒をその場で開けて飲む日本独自の文化を指します。
この風習は、工場や炭鉱などで働く人々が、買ったお酒をすぐに飲みたくて、店先で飲み始めたことが始まりだと言われています。特に福岡県の北九州地域では、この角打ち文化が盛んで、多くの人々に親しまれてきました。

金原酒店では、人々が集まってお酒を楽しみ、会話や交流を深める場として、角打ち文化を積極的に広めています。そうした思いから、店内に角打ちコーナーが設けられました。
このコーナーでは、100本以上のお酒と一緒に、気軽なおつまみも楽しめます。中には、店主のお母さんが心を込めて手作りしたおつまみもあり、温かみのあるサービスが魅力を増してくれます。

店主やスタッフ、そして、訪れるお客さんとの交流を通して、ストレート、ロック、水割り、お燗など、さまざまな日本のお酒の楽しみ方や飲み方を学ぶことができます。
角打ちは、お酒やその他の飲料について、実際にお酒を味わいながら、プロから学べるという、カジュアルでありながら学びのある体験です。
日本全国から集めた1,500種類以上のお酒が勢ぞろい!

日本では、一般的に「お酒」と総称されるアルコール飲料は、受け継がれてきた伝統と品質を大切にする職人たちの情熱によって生み出されています。これには、日本酒(米を原料とした酒)、焼酎(蒸留酒)、ウイスキー、ビール、ワイン、果実酒などが含まれます。

金原酒店では、日本各地から集めたお酒を幅広く取りそろえており、特に愛知県の地元ブランドや、鹿児島・宮崎など九州地方の焼酎に力を入れています。
日本酒や焼酎はもちろん、日本産ワインなども含め、その数はなんと1,500種類以上。店主は、用途やシーンに合わせてぴったりの一本を丁寧にアドバイスしてくれます。

金原酒店では、試飲ができるだけでなく、一部のお酒を量り売りで購入することもできます。地元のお客さんは、ボトルや容器を持参して、必要な分だけを買うことができるため、環境にもやさしい買い方として人気です。
量り売りで提供されているお酒の中には、「グラッパ」と呼ばれるユニークな焼酎もあります。これは日本酒を作る際に出る酒粕を使って造られた、個性豊かな蒸留酒です。

地元の特産品の中でも、特に「碧南美人」という、碧南市の人参を使った焼酎に注目したいと思います。この人参は、甘さと香りが際立つ高品質な碧南の伝統野菜です。

金原酒店では、愛知県・知多半島の日本酒ブランド「敷嶋(しきしま)」も取り扱っています。店内の至るところで、それぞれのお酒の味や特徴をわかりやすく紹介した説明が添えられており、自分の好みに合った一本を選びやすくなっています。
「こんなお酒が飲みたい」といった希望があれば、ぜひスタッフに声をかけてみてください。親切にお薦めの商品を案内してくれるほか、似たようなテイストのお酒を紹介してくれることもあります。
お土産に:スナック、調味料、地元特産品

金原酒店では、地元で仕入れた様々な調味料や商品と出会えます。とりわけ碧南市の特産品であるみりんや白醤油などは注目です。
みりんは日本料理に欠かせない調味料で、碧南市では5つの味淋蔵(醸造場)で生産されています。金原酒店では、その5つのブランドすべてを取り扱っています。

店内では、白醤油をはじめ、さまざまな調味料も取り扱っています。中でもお薦めは、希少な黒こしょう「クラタペッパー」や、近隣の豊橋で作られている栄養豊富な発酵食品「濱納豆」など、こだわりの逸品です。
愛知のご当地グルメや特産品を思いっきり楽しみたい方には、金原酒店はぜひ訪れてほしいスポットです。

店内には、お酒と一緒に楽しめるおつまみも種類豊富にそろっています。そのまま食べても美味しいですが、お酒のお供にも相性が抜群です。
店主の金原さんのお薦めは「いか太丸」。マヨネーズをつけて食べると格別なおいしさで、おつまみにも、おやつにもぴったりです。

もう一つ、ぜひ、お薦めしたいのが碧南を中心とした西三河の元祖ご当地ラーメン「キリマルラーメン」です。本格的なラーメンをお家で作って食べるのにぴったりで、旅行中に楽しんだ日本の味を再現したい方にお薦めです。キリマルラーメンの販売は、季節限定で、夏季・冬季のみになります。
旅の思い出にぴったり!金原酒店オリジナルグッズ

金原酒店では、Tシャツやキャップ、缶バッジ、ステッカーなどのオリジナルグッズも販売しています。これらのアイテムには、「金(Kin)」の文字をアレンジしたお店のロゴがデザインされており、「金原」の名と「ゴールド」の意味をかけた遊び心のあるロゴになっています。商品デザインは店主・金原さん自身のアイデアが満載で、明るくてユニークなお店の雰囲気がそのまま商品に現れています。
私たちが特に惹かれたのは、「ローカル」という日本語がデザインされたTシャツです。
このTシャツを着て日本各地を旅すれば、思わず笑顔がこぼれたり、現地の人との会話が生まれたりと、楽しい交流のきっかけになることでしょう。地元とのつながりを感じられる、ユニークで温かみのある一枚です。

金原さんが手にしているのは、「愛桜(あいざくら)」という地元の本みりんブランドのロゴが入った前掛けです。
この前掛けもまた、旅の記念にぴったりのアイテムです。前掛けは、昔から職人や商人たちが使ってきた丈夫なエプロンで、仕事への誇りや真摯な姿勢を表す日本の伝統的な作業着です。
金原酒店では、地元メーカーの前掛けを多数取りそろえ、それらをおしゃれなアイテムとして展開しています。前掛けには、地元ブランドの名前が書かれた漢字のロゴがデザインされており、見た目のインパクトだけでなく、ちょっとユーモラスな雰囲気も魅力です。もちろん実用性も高く、ファッションと機能性を兼ね備えた一品です。
まとめ

金原酒店の魅力を少しでも感じていただけたなら、碧南を訪れる際の旅行プランにぜひ加えてください。このお店は、名鉄線の碧南中央駅から徒歩約16分の便利な場所にあり、ひつまぶしや懐石料理、季節の料理を楽しめる「小伴天」も近くにあります。
金原酒店は、信頼のおける酒屋であるだけでなく、碧南や愛知県の優れた商品が集まる発信拠点でもあります。地域の職人たちのこだわりや技術が光る逸品を、誇りを持って紹介しています。さらに、店内の角打ちスペースを通じて、地元の人も観光客も気軽に集える温かい雰囲気を作り出しており、碧南のまちに活気をもたらす存在としても大きな役割を果たしています。
アクセス
金原酒店は、名鉄線「碧南中央駅」から徒歩16分の便利な場所に位置しています。「碧南中央駅」までは、名古屋から電車で約1時間。中部国際空港セントレアから約1時間30分でアクセスできます。