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日本の発酵は旨味の源
その知られざる「秘密」と「魅力」を、たっぷりご紹介します!

その昔、天下を取ったShogunが活躍した名古屋。「名古屋城」や「ジブリパーク」が有名ですが、実は和食を象徴する”UMAMI”を生み出す食文化の宝庫なんです。

What's Nagoya like?

日本の中部地区に位置し、空路・陸路共に、ハブとなる名古屋。 恵まれた自然環境と風土によって、独特の発酵食文化を育んできました。伊勢湾と三河湾に囲まれた知多半島は、風光明媚な地で、古くから酒や酢・味噌・たまりなどの醸造業が盛んです。徳川家康の生誕地である西三河は「八丁味噌」や「白醤油」といったユニークな発酵調味料の歴史を紡いでいます。

What’s HAKKO?

和食の味を左右する「調味料」や世界中で人気の「日本酒」づくりにおいて「HAKKO技術」は、重要な鍵を握る存在です。

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Must Visit

常滑
半田
武豊
岡崎
碧南

自然に恵まれた知多半島は、醸造文化が盛んで「日本酒」の繁栄を支えて来ました。江戸時代には、知多半島から多くの「酒」が「江戸」に出荷されていました。常滑市も例外に漏れず、酒蔵と器の街としても知られています。古くは常滑市大野地区が愛知県の酒造りの中心と言われ、30軒以上の酒蔵がひしめき合っていました。
今のように電気がない時代、より品質の高いお酒を造るには冷たい環境が必要でした(寒造り)。常滑の地は、愛知県北西の山間部から吹き抜ける冷たい強風を巧みに利用し、おいしいお酒を生み出してきた歴史があります。
現在は、昔ながらの木製の道具を今でも使用して酒造りをしている蔵と、ソニーの創業者のルーツでもある酒蔵の2軒が現存しています。各蔵ごとに見学や試飲体験も受け入れているので、酒好きにはたまらない事でしょう。また、この地で生まれた常滑焼は、酒造りや保存に利用され、その密閉性から江戸時代には調味料を運ぶ容器としても重宝されました。周辺で造られた酒やみりんなどもこの容器を活用して、最大の消費地である江戸(東京)へ出荷されたと考えられています。
現在では茶器として多大な人気を誇りますが、酒器としても親しまれ、その美しさと機能性が評価されています。
常滑市は日本の中部エリアの空の玄関口である中部国際空港から最も近い街でありアクセスが非常に便利です。ご利益招き猫の「とこにゃんTOKONYAN」が皆様をお出迎えします。

半田市は、寿司に必須の「酢」の聖地。今や世界的にも有名になった寿司ですが、400年の昔、江戸前寿司の流行に一役を担った先駆的企業の創業地でもあります。
ミツカンは当時高価だった米酢から着想を得て、捨てられていた酒粕をアップサイクルして粕酢を作り出しました。「MIM:ミツカンミュージアム」では、その歴史的背景や製造工程だけでなく、大人も子供も楽しめるアトラクションやお酢の試飲体験ができます。
また、海運業が盛んだった面影を残す半田運河の黒壁群は、当時大きな船が出入りできた事を実感させてくれます。
すぐそばにある寿司レストラン「うお太郎」でも、異なる酢を使った「シャリ」を楽しめます。市内には酒蔵やレトロな赤レンガ建物もあり、試飲体験やランチを楽しめる施設もあります。

世界から注目されるグルテンフリーしょう油のTAMARIをご存知ですか?武豊市は、このたまり醤油の蔵が6つも集まる集積地です。その風味豊かな醤油は色も味も濃厚で、うまみが凝縮されており、寿司や刺身にぴったりの調味料です。今や、世界のグルメ通やシェフたちからも高い評価を受けています。
この地域は海や川が近く、古くは流通の拠点として栄えてきました。そのため、原料となる大豆を潤沢に手に入れることができたことが、利点でした。
蔵では古い製法が今も受け継がれており、ほとんどが木桶仕込みで作られています。温暖な気候と良質な水に恵まれたこの地では、味噌・たまり醤油の醸造業が盛んで、関東の銚子、関西の龍野と並ぶ「三大醸郷」のひとつに数えられています。

岡崎市は日本で最も有名な徳川家康Shogunが生まれた歴史的な町として有名。家康は健康志向で、特に食に対するこだわりが強かったことで知られています。
彼はこの地の味噌の製法を非常に大切にしており、その独特な製法は門外不出にしたという説があります。そのため、岡崎の味噌、特に「八丁味噌」は地元の人々によって大切に受け継がれ、現在でも愛され続けています。
八丁味噌は濃厚な赤味噌で、岡崎の名物として知られています。この味噌は、味噌カツや味噌煮込みうどんなど、多くのご当地グルメに使われています。また、岡崎の味噌汁はその独特な赤い色と濃厚な味わいが特徴で、日本の他の地域とは一線を画す存在です。
近くには、徳川家康が生まれた岡崎城を有する公園があり、美しい城の景色を自然と共に楽しむことができます。
歴史と自然が融合するこの場所で、心安らぐひとときを過ごしながら、江戸の時代から受け継がれてきた岡崎の味噌の魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。

碧南市は、白しょうゆと三河みりんの発祥の地として知られ、食の魅力が溢れる町です。ここでは、全国でも珍しい「白しょうゆ専業蔵」が3軒も集まり、今も切磋琢磨しながらその製法を守り続けています。白しょうゆは茶碗蒸しや出汁巻き玉子など、素材の色を活かした料理に欠かせない調味料です。
さらに、みりんの発祥地としても有名です。三河味淋は米だけでつくられる甘みの強い調味料で、今や世界のシェフたちも注目する甘くて濃密なライスリキュールです。
チョコレートなどのスイーツの隠し味にも使われるなど、調味料の域を超えた魅力があります。碧南市には、味淋専業蔵が5軒も密集しており(全国一位の軒数)、その味わいを楽しむことができます。
250年以上の歴史を持つみりん蔵「九重みりん」では蔵の黒壁に沿って風情ある細道がノスタルジック。見学や予約制のランチを楽しむことも可能です。